6月2017

任意後見契約は解約(解除)できますか?(その2)

成年後見 行政書士

ミースケ:今回は、任意後見監督人がついた後の契約の解除について話してよ!

ウサ吉行政書士:分かりました。

基本的には、任意後見監督人選任前のやり方とは大きく違いはありません。

どのような違いがあるかと言いますと・・・

①家庭裁判所の許可が必要であるということ

②解除することに「正当な事由」が必要であるということ

③公証人の認証は必要ないということ

の3つです。

ミースケ:①の家庭裁判所の許可はどうして必要なの?

ウサ吉行政書士:ひとことで言うと「ご本人の保護のため」ですね

任意後見監督人が選ばれているということは、本人の能力が低下している状態にあるということです。

ここで、自由に解約をされてしまうと、任意後見人の無責任な辞任を許してしまうことになり、ご本人の保護が実現できなくなることが生じてしまいます。

また、ご本人が能力低下により、誤った判断をしてしまい、ご本人のために頑張っている任意後見人がいなくなってしまうことにより、ご本人に不利益なことが起きてしまう可能性も否定できません。

ミースケ:②の「正当な事由」って何?

ウサ吉行政書士:例えば、任意後見人が病気などのために、任意後見人としての活動ができなくなったことがあげられます。

また、任意後見人と本人やその親族との信頼関係が損なわれるたために、任意後見人としての活動ができなくなった場合も「正当な事由」にあたると考えます。

ミースケ:③の公証人の認証がいらない理由は?

ウサ吉行政書士:この段階では裁判所が関与しているから、公証人の関与は必要ないということだと思います。

ミースケ:具体的な手続について教えてよ!

ウサ吉行政書士:当事者の一方から解除する場合は、解除通知書を配達証明付の内容証明郵便にて相手方に送ります。

次に、家庭裁判所に対して任意後見契約解除の申立を行い、許可の審判をもらいます。

それから、解除した人が、内容証明郵便の控え(配達証明のハガキ付)、家庭裁判所からの許可の審判書(確定証明書付)を添付して法務局に任意後見終了の登記を行います。

ミースケ:合意解除の場合は?

ウサ吉行政書士:解除合意書を作成し、家庭裁判所に対して任意後見契約解除の申立を行い、許可の審判をもらいます。

それから、ご本人または任意後見人であった人が、解除合意書、許可の審判書(確定証明書付)を添付して法務局に後見終了の登記を行います。

ミースケ:今回も難しい話だったね?(;^_^A アセアセ・・・

ウサ吉行政書士:一回で理解するのは難しいでしょうから、このブログで形を変えつつも何度でも同じ内容はご説明しようと思っていますので、ご安心を!

(了)

行政書士あおぞら法務事務所では、成年後見制度の利用のお手伝いや任意後見契約書の作成についてのご相談を承っております。

当事務所の行政書士である大戸道子と黒田信夫は、一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター(コスモスひょうご)の会員です。

兵庫県西宮市・芦屋市を中心にご相談を承ります。

電話やメールでのご相談なら全国対応が可能です。

行政書士の職務を通じて、みなさまが幸福になれることのお手伝いをできればと思っております。

市民のみなさまの「自己決定の尊重」「現有能力の活用」「ノーマライゼーション」に寄与できるように日々努力しております。

今回も、お読みくださり、ありがとうございました!

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