自筆証書遺言とは?

相続・遺言 行政書士

自筆証書遺言とは何か?

まずは、教科書的に書いてみます!

「自筆証書遺言とは、遺言者が遺言書の全文・日付・氏名自書し、これに、押印すれば成立する遺言のことである」

誤解をおそれずに、ザクッと書くと、手書きで書く方式の遺言のことを自筆証書遺言と言います。

手書きで遺言書を書ける訳なんですが、その分、方式が厳しくなっております。

どうして、方式が厳しくなっているかと申しますと、それは、他人による変造や偽造などを防止する必要があるからです。

そして、この方式を無視した遺言書は無効になってしまいます。

自分の大切な最後の意思表示を無効にされてしまわないためにも、自筆証書遺言の作成には、注意が必要です。

それでは要件を見て行きましょう!

1.「自書」とは?

筆跡が分かる方法で遺言者自身が遺言書を直接書いた場合に限り、自書の要件が満たされます。

故に!

→○カーボン用紙による複写

→×ワープロによる作成、DVDに録画する方法

→△他人による添え手の場合

となります。

少しくだけて言いますと、「○」は「オッケイで」「×」は「ダメ」で、「△」は「微妙〜」ということになります。

どうして、微妙なのが出てくるかというと、添え手の場合は、それぞれのケースによって判断が異なるということです。

結局のところ、裁判所は、遺言者の意思表示に対して、「介入があるのか、ないのかを」を判断して「自書」の要件のありやなしやを決めているようです。

 

2.日付

日付は、遺言完成時の遺言能力の存否や、複数の遺言書がある場合にその先後関係を判断するために必要とされています。

この日付は客観的に特定できれば良いとされています。

故に〜

→○「私の60歳の誕生日」「娘の結婚式の日」

→×「2010年9月」「2010年9月吉日」

となります。

 

3.氏名

氏名の記載は、遺言者の特定のために要求されます。

また、通称や芸名でも良いとされています。

 

4.押印

押印は自書の要件と同様に、遺言者の同一性およびその意思の真正性を確認する担保するために必要とされます。

ところで、押印は日本独自の文化であるとも言え、外国人が遺言をする場合に、署名のみがあり、押印が抜けていた自筆証書遺言を有効とした例もあります。

ただし、これも裁判まで争われたケースでありますので、外国人とは言え、日本の法律に則って遺言を記載するのであれば、やはり、押印はしておいた方が紛争予防のためには、良いでしょう。

以上、簡単に自筆証書遺言についてご説明してみました!

自筆証書遺言のメリット・デメリットについては、後ほどまとめて掲載したいと思っております。

今回は、ここまでにして、次回は公正証書遺言についてお話していきたいと思います。

 

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行政書士の職務を通じて、みなさまが幸福になることのお手伝いができればと思っております。

今回もお読み下さり、ありがとうございました!

 

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